文殊の読み

昨日の11/7に電気通信大学にて「将棋と科学」が開催された。
コンピュータ将棋の最前線ということで
トップアマの谷崎さんと文殊との対戦があった。
今回の文殊はbonazaを6つにしPowerUPしての登場だった。
5月の世界コンピュータ将棋選手権と違って、
今回は楽観的合議というシステムを採用していた。
楽観的合議というのはそれぞれのbonazaの出す手の
評価数を見て、最大値を取る手を選択する方法。

5月のときは、それぞれのbonazaが出す手を多数決で
決めていたが、今回は新システムの楽観的合議。
この方が研究の結果多数決よりも勝率がよいようである。

将棋は一手損角換りの一局。
ここで驚いたのが先手45手目の▲6八角。
「えぇ ここで角打つの?、もったいない」というのが正直なところだった。
解説の勝又六段も人間ではちょっと指さない手という評価だった。




ところがその後、すごい手が出た。
49手目の▲5六銀。

私は意味がわからなかった。
勝又六段は「プロらしい手」と評価した。
なぜかというと、
この後▲4七金とあげて後手の馬を払い、使ってない2九の桂を
▲3七桂とする。そこで△2六歩であがってきた桂を咎めると
▲4五桂とかろやかにはねる。


「ははぁ~ここまで読んでいるのか~」と感嘆した。
それがための49手目の▲5六銀。

これはすごいなぁ~と感じいった。

最終局面だけみると
詰んでいるので文殊の勝ちと言いたいところであるが、
文殊が107手目を指さずに(バグ)時間切れ負け。

詰み手順は以下の通り。

この記事へのコメント

suu
2009年11月09日 14:02
私もネット観戦してました。あの手について、勝又六段がよほど強い人しか指せないようなことを言われてましたよね。 最後、文殊が勝ちを読みきってバグル落ちがまたよかったですね。

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